ママになる梅沢由香里五段を応援しよう!
今日少しだけNHK教育TVの特別番組「新春お好み囲碁対局超早碁! 乙女たちの直感対決」を観た。タイトルだけなら、「あぁ、また若くて可愛い女流棋士を利用した企画ですか?」と思うだけだが、企画の意図や番組中での出演者への配慮には感心したのでこの日記で紹介する。
この企画は、NHK杯テレビ囲碁トーナメントに初めて女流棋士が参加して今年で30年になることを記念した企画なのだそうだ。そういうわけで、対局者、棋譜読み上げ、記録だけではなく(これは珍しいことではない)、解説者も女流棋士であることである。これまで女流棋士の企画は数多く催されてきたが、解説まで女流棋士がするというのは自分の記憶にはない。先例に囚われずにそのような企画を立てたNHKに敬意を表する次第である。
でその解説者は、おなじみ梅沢由香里五段だったのだが、彼女は現在妊娠8ヶ月(3月出産予定というからそのくらいかと)であるにもかかわらず、この企画を受けたのである。この彼女の献身に畏敬の念を表する。
でNHKもそんな彼女を気遣って、従来は大盤の横で立って解説していたのを、今回は、座って解説ができるように、碁盤を小さくして、アップにして放映していた。こういう配慮は観ていて非常に心和むものである。こういう配慮はきっと20~40代の囲碁を始めようと思う女性に好印象を与えるはずである。「囲碁は男(しかもある程度年齢のいった)だけのものではない」と。
最後にトーナメントプロの梅沢五段への応援を少しだけ。彼女の師匠は加藤正夫名誉王座で、棋聖以外の7大タイトルを全て獲得した押しも押されぬ超一流棋士であった(私の最も好きな棋士である)。そんな氏は20代の頃はなかなかタイトルを穫ることができず「万年2位」というありがたくない呼び名を付けられていたようだ。しかし1976年に碁聖位を兄弟子の大竹英雄名誉碁聖から獲得すると、破竹の勢いで数々のタイトルを奪取した。
梅沢五段も何度も挑戦者決定戦まで駒を進めては涙をのむという経験をしてきたが、2007年に女流棋聖位を奪取して2度防衛した。
しかしこれで満足はしていないだろう。きっともっと活躍できるはずである。育児は大変だが、師匠のように「破竹の勢いで数々の(女流)タイトルを奪取」する梅沢五段を密かに期待していたりする。
この企画は、NHK杯テレビ囲碁トーナメントに初めて女流棋士が参加して今年で30年になることを記念した企画なのだそうだ。そういうわけで、対局者、棋譜読み上げ、記録だけではなく(これは珍しいことではない)、解説者も女流棋士であることである。これまで女流棋士の企画は数多く催されてきたが、解説まで女流棋士がするというのは自分の記憶にはない。先例に囚われずにそのような企画を立てたNHKに敬意を表する次第である。
でその解説者は、おなじみ梅沢由香里五段だったのだが、彼女は現在妊娠8ヶ月(3月出産予定というからそのくらいかと)であるにもかかわらず、この企画を受けたのである。この彼女の献身に畏敬の念を表する。
でNHKもそんな彼女を気遣って、従来は大盤の横で立って解説していたのを、今回は、座って解説ができるように、碁盤を小さくして、アップにして放映していた。こういう配慮は観ていて非常に心和むものである。こういう配慮はきっと20~40代の囲碁を始めようと思う女性に好印象を与えるはずである。「囲碁は男(しかもある程度年齢のいった)だけのものではない」と。
最後にトーナメントプロの梅沢五段への応援を少しだけ。彼女の師匠は加藤正夫名誉王座で、棋聖以外の7大タイトルを全て獲得した押しも押されぬ超一流棋士であった(私の最も好きな棋士である)。そんな氏は20代の頃はなかなかタイトルを穫ることができず「万年2位」というありがたくない呼び名を付けられていたようだ。しかし1976年に碁聖位を兄弟子の大竹英雄名誉碁聖から獲得すると、破竹の勢いで数々のタイトルを奪取した。
梅沢五段も何度も挑戦者決定戦まで駒を進めては涙をのむという経験をしてきたが、2007年に女流棋聖位を奪取して2度防衛した。
しかしこれで満足はしていないだろう。きっともっと活躍できるはずである。育児は大変だが、師匠のように「破竹の勢いで数々の(女流)タイトルを奪取」する梅沢五段を密かに期待していたりする。