fc2ブログ

前職での囲碁大会

 金曜日は前職の囲碁大会に参加した。もっとも大会といってもトーナメントを組んだり、リーグ戦をする訳ではなく、最初に適当に対局して、勝者同士、敗者同士が戦うようにするだけである。
 既に前職を辞めて5年以上経つが、今回は前職の共済会から、囲碁部以外の人たちにも参加してもらえるようにと言われたとのことで、OBの私にも声がかかった訳である。
 会場である前職の和室に到着して驚いた。なぜなら例年の2倍以上の参加者がいたからである。対局を拝見させてもらったら覚えて間もない級位者が多いようだった。前職の囲碁部といえば有段者の集まりだが、こういう人たちが参加してくれたのも、共済会の宣伝の効果があったためとのこと。このことは、囲碁を盛り上げて行く為には、従来のように既に囲碁が好きになるほど強い人だけではなく、これから強くなる人を如何に巻き込むことが重要であることを示している。
 早速対局。私の白番で5子局だった。結果は白の中押し勝ち。はめ手や無理手を用いることなく、じりじり置き石の差を詰めながら勝てた。
 2局目は、前職囲碁部の師匠の1人であるかささぎさんとの黒番2子局。途中貪り以外の何者でもない悪手を打ち、黒の大石が全滅かと思ったが、かささぎさんが失着して命拾い(アルコールに起因する読落し?)。その後お互いミスがあったりしながら、最後は黒の1目勝ち。ちなみにかささぎさんは、こちらで囲碁のページを運営されています。
 遅くなったのでそろそろ帰ろうと思ったらK氏が手空きとなった。K氏は私の退職後に入所した方で、プロ級の腕前である。こんなチャンスはめったにないと思い、帰宅を遅らせて教えてもらうことにした。
 手合いは8子だった。前職囲碁部では、各メンバーの持ち点(勝ち1点、負け1点)の得点差に基づいて手合いが決められることを考えると、以前指導碁を打ってくれたプロ(級のアマチュア)が、「貴方(私のこと)は、5子で打てば丁度良いですよ」というのは、あくまで指導碁として打つには丁度良いのであって、真剣勝負できる手合いではないということが改めてわかった。
 8子なんて何年振りだろうと思って打ってみたが、打ってみるとハメ手ではないが、実に下手をいや~な気分にさせるアジのある手を打ってきた。結果は辛うじて4目勝ち。さすがに8子も置くと一部の大石が取られても勝負になる。それにしても8子で4目しか勝てないって...ちなみに囲碁部のメンバーのほとんどは普通の碁会所では5段以上で打っているが、皆K氏には8子以上置いている。

内容はともかく3勝できて気分は良かった。

最後に大会中に現れた面白い局面をご紹介しよう。下の局面は、かささぎさんとある方の9子局で生まれた局面。中央の黒が危なくなっていますが、この大石はどうなるでしょうか?

囲碁大会での一局
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

なおすずかけ(「すずかけ国際特許事務所」とは一切関係ありません)

Author:なおすずかけ(「すずかけ国際特許事務所」とは一切関係ありません)
東京都在住のアラフォーです。
2009年弁理士試験に最終合格し、2010年4月に弁理士登録しました。現在東京都内の特許事務所に勤務しています。
家族構成は、妻と娘2人(小学4年生と1年生)。
趣味は囲碁(WINGで3k。一般的な日本の碁会所だと4段くらい?)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
ブログ村バナー(クリックお願いします)
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR